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【14種類】2025年5月時点で存在する暗号通貨の一覧

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今回は、2025年5月時点で登場している暗号通貨についてまとめてみました。

現在市場に登場している暗号通貨(仮想通貨)は数千、数万種類にのぼり、日々新しいものが生まれては消えていますが、現時点で存在しているものをまとめています。

1. ビットコイン (Bitcoin / BTC)

特徴: 世界で最初に作られた暗号通貨(2009年)。「デジタルゴールド」とも呼ばれ、価値の保存手段として見られることが多い。特定の管理者を持たない非中央集権的なシステムが最大の特徴。

技術: Proof of Work (PoW) というコンセンサスアルゴリズムを採用。マイニング(採掘)によって新規発行と取引の承認が行われる。発行上限は2100万枚。

目的/ユースケース: P2P(個人間)での直接的な価値移転、インフレヘッジとしての資産保有。一部店舗やサービスでの決済にも対応。

2. イーサリアム (Ethereum / ETH)

特徴: スマートコントラクト(契約の自動実行)機能を実装したプラットフォーム。これにより、単なる送金だけでなく、様々な分散型アプリケーション(dApps)やNFT(非代替性トークン)の基盤となっている。

技術: 当初はPoWだったが、「The Merge」と呼ばれる大型アップデートにより、Proof of Stake (PoS) へ移行。これにより、エネルギー効率が大幅に改善された。

目的/ユースケース: dApps開発・実行環境の提供、DeFi(分散型金融)、NFTの発行・取引、ICO(Initial Coin Offering)/IDO(Initial DEX Offering)のプラットフォーム。

3. リップル (Ripple / XRP)

特徴: 国際送金(クロスボーダー決済)の高速化・低コスト化を目指すプロジェクト。リップル社が開発・推進しており、他の多くの暗号通貨と比べて中央集権的な側面を持つ。

技術: XRP Ledger Consensus Protocol (独自のコンセンサスアルゴリズム) を使用。マイニングは不要で、取引承認が非常に高速(数秒)。

目的/ユースケース: 金融機関向けの国際送金ソリューション(ODL: On-Demand Liquidityなど)での利用。XRPはブリッジ通貨(通貨間の橋渡し役)として機能する。

4. ソラナ (Solana / SOL)

特徴: トランザクション(取引)処理速度が非常に速い(数万TPS/秒 とされる)ことが最大の売り。「イーサリアムキラー」の一つとして注目されている。

技術: Proof of History (PoH) という独自の仕組みとPoSを組み合わせている。これにより高速処理を実現しているが、過去にネットワーク停止が発生したこともある。

目的/ユースケース: 高速性が求められるdApps、DeFi、NFTゲーム、Web3.0アプリケーションのプラットフォーム。

5. カルダノ (Cardano / ADA)

特徴: 科学哲学と学術研究に基づいたアプローチで開発が進められているプラットフォーム。査読された論文に基づいて実装が進められ、持続可能性、相互運用性、スケーラビリティを重視。

技術: Ouroboros(ウロボロス)と呼ばれる独自のPoSアルゴリズムを採用。段階的な開発ロードマップ(Byron, Shelley, Goguen, Basho, Voltaire)を持つ。

目的/ユースケース: スマートコントラクト、dApps開発プラットフォーム、アイデンティティ管理、サプライチェーン追跡など。

6. ポルカドット (Polkadot / DOT)

特徴: 異なるブロックチェーン同士を接続し、相互運用性(インターオペラビリティ)を実現することを目指すプロジェクト。

技術: リレーチェーン(メインチェーン)とパラチェーン(接続される個別のブロックチェーン)という構造を持つ。Nominated Proof of Stake (NPoS) を採用。

目的/ユースケース: ブロックチェーン間のデータや資産の自由な移動、スケーラビリティの向上、異なる特性を持つチェーンの連携。

7. アバランチ (Avalanche / AVAX)

特徴: 高速性、低コスト、スケーラビリティを特徴とするスマートコントラクトプラットフォーム。独自のコンセンサスアルゴリズムを持つ。

技術: Avalanche Consensus Protocolを採用。サブネット(特定の目的のための独立したネットワーク)を作成できる機能があり、柔軟なアプリケーション構築が可能。

目的/ユースケース: DeFi、企業向けブロックチェーンソリューション、dApps開発プラットフォーム。

8. ドージコイン (Dogecoin / DOGE)

特徴: 日本の柴犬をモチーフにしたインターネットミーム(ジョーク)から生まれた、代表的なミームコイン。特定の技術的革新を目指すというより、コミュニティ主導で発展してきた。

技術: ライトコインをベースにしており、コンセンサスアルゴリズムはPoW。発行上限はない。

目的/ユースケース: オンラインでのチップ(投げ銭)、チャリティ活動、一部での決済手段。著名人の発言などで価格が大きく変動することがある。

9. シバイヌ (Shiba Inu / SHIB)

特徴: ドージコインの人気を受けて登場したミームコインの一つ。「ドージコインキラー」を自称。トークンだけでなく、分散型取引所(ShibaSwap)など独自の エコシステム構築を目指している。

技術: イーサリアム(ERC-20)トークンとして発行されている。

目的/ユースケース: コミュニティ形成、ShibaSwapでの流動性提供やステーキング、NFTプロジェクト(Shiboshis)など。

10. チェーンリンク (Chainlink / LINK)

特徴: ブロックチェーン(スマートコントラクト)と、ブロックチェーン外の現実世界のデータ(価格情報、天気、スポーツ結果など)を安全に接続する「分散型オラクルネットワーク」を提供する。

技術: LINKトークンは、オラクルサービスの対価として、またノード運営者の保証金として使用される。

目的/ユースケース: DeFi(価格フィード提供)、保険(災害データ連携)、サプライチェーン(貨物追跡)など、多くのdAppsで必要とされるオフチェーンデータの提供。

11. ライトコイン (Litecoin / LTC)

特徴: ビットコインのソースコードを基に開発された、初期のアルトコイン(ビットコイン以外の暗号通貨)の一つ。「ビットコインが金ならライトコインは銀」と表現されることがある。

技術: ビットコインよりブロック生成時間が短い(約2.5分)。コンセンサスアルゴリズムはPoW (Scryptアルゴリズム)。

目的/ユースケース: ビットコインより高速な決済手段としての利用。

12. BNB (BNB)

特徴: 世界最大級の暗号通貨取引所Binanceが発行する独自トークン。当初はイーサリアムトークンだったが、独自のブロックチェーン(BNB Chain)を持つようになった。

技術: BNB Chain(BSC: Binance Smart Chain と Beacon Chain)上で稼働。PoSA (Proof of Staked Authority) というコンセンサスアルゴリズムを採用。

目的/ユースケース: Binance取引所での取引手数料割引、BNB Chain上のdAppsでのガス代(手数料)支払い、トークンセールへの参加権など、Binanceエコシステム内で広く利用される。

13. トロン (TRON / TRX)

特徴: 分散型のデジタルコンテンツ・エンターテイメントプラットフォームの構築を目指すプロジェクト。高速なトランザクション処理と低い手数料を特徴とする。

技術: Delegated Proof of Stake (DPoS) というコンセンサスアルゴリズムを採用。TRC-20という独自のトークン規格を持つ。

目的/ユースケース: dApps開発プラットフォーム、コンテンツクリエイター支援、ゲーム、ステーブルコイン(USDD)の発行など。

14.ステーブルコイン

テザー (Tether / USDT) & USDコイン (USD Coin / USDC)

特徴: 価格変動が大きい暗号通貨市場において、米ドルなどの法定通貨とほぼ1対1の価値(ペッグ)を保つように設計された暗号通貨。価格の安定性を目的とする。

技術: 多くは特定の法定通貨(主に米ドル)を同額以上、準備金として保有することで価値を担保しているとされる(法定通貨担保型)。イーサリアムなど複数のブロックチェーン上で発行されている。

目的/ユースケース: 暗号通貨取引の際の基軸通貨、価格変動リスクの回避、送金手段、DeFiでの利用。

まとめ

暗号通貨への投資は価格変動リスクが非常に高く、価値が大きく下落したり、プロジェクト自体が失敗して無価値になったりする可能性もあります。投資を行う際は、ご自身の判断と責任において、十分な情報収集とリスク管理を行ってください。

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