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【24種類】IT業界システムエンジニアの一覧

IT業界のシステムエンジニアとは

システムエンジニアとは、企業の情報システムやセキュリティシステムの構築や運用など、デジタル機器に関しての作業を行う人を指します。

そんなIT業界では、システムエンジニアの仕事を効率良くするために組織化されています。

具体的には、以下の3種類で分類されます。

  • プロジェクト管理
  • インフラエンジニア
  • 開発系エンジニア

プロジェクト管理

プロジェクト管理は、プロジェクトの規模や期間に応じて人員や予算をマネジメントする仕事です。
高い経験値が要求され、インフラや開発の経験者がステップアップしていくとプロジェクトの管理を行う業務に就くことが大半です。

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、企業の新システム導入に伴う提案から、システムの適切性やメンテナンスまでを担います。

仕事内容は具体的に3つに分かれ、ヒアリング・提案・マネジメントを行います。

多くの企業が抱える業務システムの問題点を分析し、最適なシステムの導入を行うことが仕事となります。

年収は高めになっており、1200万円くらいが相場となっていますが、相応の知識と経験が要求されるため、高い経験値が必要となる職業です。

PM(プロジェクトマネージャー)

PM(プロジェクトマネージャー)は、企業や部門で立ち上げたプロジェクトをけん引する役割があります。

プロジェクト全体のスケジュールと必要な技術や人員、ツールなどを管理し納期に間に合うように運営する仕事です。

具体的には、プロジェクトの目的に合わせた予算・人員・スケジュールを管理し必要に応じて人員の増員や、客先との折衝なども行います。

年収は1000万円程となりかなり高給のイメージですが責任も重く、プロジェクトを成功に導く洞察力や冷静さ、問題解決能力などが要求されます。

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)とは、プロジェクトの問題解決やサポートを主に行う役割です。

プロジェクトには様々な問題が発生し、その都度PMが対処するのは難しいのでPMOという部署を設置し問題に対応してプロジェクトを円滑に進めるための仕事を行います。

PMOの具体的な仕事は、プロジェクトに必要な部門や、作った部門を統制するための仕組みを作ったりします。

主に環境整備に尽力し、PMと同じくプロジェクトの全体を見て必要な仕組み、不要な仕組みなどを洗い出し、日々プロジェクトの円滑さを追求します。

年収は800万円程で、様々なな知見や効率的に業務を進める断捨離などを行うのが仕事です。

PL(プロジェクトリーダー)

PL(プロジェクトリーダー)とは、プロジェクトの部門毎に設置されるリーダーのことです。

プロジェクトには開発・構築・運用・保守など様々な部門があり、それぞれで目的を持って仕事をしていますので、そのチームを引っ張ることがPLの仕事となります。

各チームでスケジュールを明確にし、納期に間に合うようにタスクを振り分けて作業ができるようにチームを管理します。

年収は600万円程ですが高水準で、プレイヤーとして作業をしつつチームの管理を行うポジションに就くことができるので若手でもチャンスがある仕事です。

SE(システムエンジニア)

SE(システムエンジニア)は、IT業界で様々な業種に対して呼ばれる総称ですが、ここでは、プロジェクトでのSEの役割を紹介します。

SEは、客先の要件に対応してシステムの設計・開発・試験・運用・保守を行う仕事です。

客先が抱える問題を親身にヒアリングし、解決する方法を提示して納得してもらえたら実際に設計・開発を行い試験をしてから納品を行います。

年収は500万円程で水準はやや高いですが、担当するプロジェクトの規模により変化します。

SEに求められる能力は幅が広く、基本設計(システム全体仕様の設計)・詳細設計(システムの具体的な機能)・プログラミングスキル・テストなどの他に、要件定義に関するヒアリングを行うため、コミュニケーションスキルも必要となります。

SEはプロジェクトの規模があまり大きくない場合にすべての管轄を担うことがあり、そこからPLやPMなどにクラスアップしていくことができる仕事です。

ブリッジSE

ブリッジSEとは、プロジェクトにおいて経費削減のために海外外注(オフショア開発)を行う際に必要となる仕事です。

オフショア開発は安く依頼できる海外に外注することが多く、現地に言語や現地の開発環境に応じた対応をする必要があります。

海外への依頼を行う場合、中国やインドなど人材が豊富な国に依頼することが多いため、現地の言語や文化などをよく知っていて、プロジェクト管理能力も必要となるため限られた業界だと言えます。

年収は600万円ほどで、外国語や外国文化に詳しい人物しか担当できないので専門性が高い仕事といえます。

開発用機材の盗難や開発ソースの流出も日常茶飯事なのでトラブルに対してリスクヘッジし、冷静に対処可能なスキルが必要となります。

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インフラエンジニア

インフラエンジニアは、開発環境や試験環境、本番環境などで使用する基盤となるサーバやネットワーク、セキュリティの構築を行います。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、コンピュータネットワークにおける客先の要件定義・構築・保守・監視・運用などを行います。

ネットワークエンジニアに要求されるスキルは、通信プロトコルなどのネットワークの仕組みを理解していることと、コミュニケーション、通信を行うサーバの役割と方式についても知識を持っていることが必要となります。

年収は450万円ほどで、平均値よりやや高い水準ですがプログラムを組む工程がないことが人気なためネットワークエンジニアを目指す方は多いです。

ネットワークは現代社会において必須のシステムなので今後もさらに注目される職業でもあります。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、主にシステムやOSを動かしたり、システムを構築するための環境を作る仕事です。

サーバーにはデータの保管を行うファイルサーバーだけでなく、新たにツールやシステムを制作する土台のアプリケーションサーバーやWebサーバーの役割もあるので、システムの要件に応じたスペックのサーバーが必要になります。

サーバーを構築するうえで重要な知識がOSに関するものとネットワークに関するものですが、ネットワークエンジニアについては前述していますのでOSに関する知識が必要ということをサーバーエンジニアになりたい人は覚えておいてください。

年収は500万円ほどで、OSやNWの知識だけでなくOSに応じたプログラムを扱うこともあり、クラウドに移転する企業も増えていますので勉強し続ける必要がある職業とも言われています。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアとは、主に情報セキュリティに関する業務を行う仕事です。

セキュリティソフトなどをシステムに導入し、サイバー攻撃からシステムを保護する役割を持ち、万が一システムにウイルスが侵入した際の対応なども行います。

年収は450万円ほどで、扱うことができるセキュリティソフトの種類などに応じて変動します。

求められるスキルは豊富なセキュリティ対策知識と、トラブル発生時の冷静な判断と対応能力です。

データベースエンジニア

データベースエンジニアとは、企業や組織で大量に保存されているデータファイルを必要に応じて取り出したり閲覧できるように構築・運用を行う仕事です。

企業の情報データベースは年々増加しており、クラウド化やオンプレミスのスケールアウトなども行っているのが現状です。

BD(ビッグデータ化)している社会で需要が高まっている職業でもあるので年収も500万円ほどです。

必要なスキルはSQLサーバーやoracle、AWSなどのクラウドサービスも活用する機会が増えているので身に着ける必要があります。

開発系エンジニア

開発系エンジニアは、設計書などをもとに実際の作業を行うエンジニアです。
ソフトウェアの開発などを行うのでプログラミングスキルや論理的な仕組みの理解が必要になります。

プログラマ

プログラマとは、客先の要件に応じて設計された詳細設計書のシステムを構築するにあたってプログラミングを行う仕事です。

プログラミングの種類は非常に豊富で目的に応じた種類の使い分けを行う必要もありますので専門性がかなり高い職業です。

年収は700万円程で、スキルに応じて高額になりますが求められるスキルも非常に高度でかつ納期があるためプレッシャーとスキル面の強さが必要な職業でもあります。

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フロントエンドエンジニア

フロントエンジニアとは、Webデザインの設計書をもとにWebサイトの表示を作成する仕事です。

具体的には、WordpressなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)上でHTMLやCSS、PHP、JavascriptなどのWeb系プログラムを用いてサイトを構築します。

近年ではスマホを使った生活が当たり前なので閲覧されるWebサイトの見やすさや情報の表示速度なども重視されるようになりましたので需要の高い職業です。

年収は800万円ほどでかなり高給となっています。
その分、納期やスキル面での求められるレベルも上がってくるのでプログラマ同様、メンタル面の強さも必要な職業です。

マークアップエンジニア

マークアップエンジニアとは、フロントエンジニアによって作成されたサイトのSEO(検索最適化)対策や、ユーザーがサイトを表示した時に快適に扱えるように文字のサイズや見出しの調整などを行う仕事です。

年収は500万円程で、サイトの規模によって異なります。

フロントエンジニアと同じくHTMLやCSS、PHP、Javascriptなどのプログラミング言語を身に着けている必要もあるので高度な職業といえます。

しかし、人材不足の側面からフロントエンジニアがマークアップまで兼任することがほとんどのため、マークアップエンジニアのみを目指すのは難しいです。

フロントエンジニアを目指し、マークアップも兼任できるようにスキルを身に着けておくことで今後のWeb業界で活躍できます。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアとは、とはWebサイトの装飾を行うのが主な仕事となります。

Webサイトを閲覧しているとボタンや広告の画像などが頻繁に表示されることが多いですが、これらの表示やリンクとボタンの関連付けなどを行います。

サーバー側でのWebサイトの処理なども行い、ユーザーが知りたい、見たいコンテンツを適切に表示するなどの処理も行います。

年収は600万円程ですが、これもフロントエンジニアとマークアップエンジニアの兼任をすることを求められることが多いので、いずれも身に着けておく必要があります。

テストエンジニア

テストエンジニアとは、プログラミングの開発において設計書をもとに動作確認などを行い、バグの検出などを担当する仕事です。

テストエンジニアは単なるテスターとしてプログラムの実行を行うだけでなく、改善提案やミスなどを摘発しより高品質な開発を実現する必要があります。

年収は、400万円程でテスト品質のレベルにより変化します。
高度なテストほど収入も高くなるので豊富なプログラミング知識とテスト計画を行うスケジュール管理能力が必要になります。

ゲームエンジニア

ゲームエンジニアとは、家庭用ゲームなどの開発を行うのが仕事です。

ゲーム会社の企画でディレクターやデザイナーが作成ストーリーなどに応じてフローチャートがあり、それに応じたイベント発生などをプログラムにより制御しゲーム開発を行います。

年収は、500万円ほどでゲームの内容やストーリーの長さなどによっても変動します。

求められるスキルは全体像を見渡してフローチャートに忠実な動作を組み込むスキルで、プログラミングスキルも必要になります。

ゲーム開発に使われるプログラミング言語はC#、C++、Unity、JavaScript、Ruby、Swiftの6つがメインです。

AIエンジニア

AIエンジニアとは、機械の人工知能に対してデータを蓄積し情報処理の制度を上げる仕事です。

プログラミング言語のPythonなどを使用し情報に対しての分析と処理を行う際に関連情報と紐付けてより的確な情報を返すように構築します。

年収は、600万円程ですが需要は日々高くなっているので人材取得のために年収は上昇傾向にあります。

AIは生活の中でもAmazonアレクサや、Google検索、Googleホームなどの音声認識でも使用されているので益々需要が伸びる業界です。

組み込み系エンジニア

組み込みエンジニアとは、家電製品や自動車の制御などを行う小規模なコンピュータの開発を行うのが仕事です。

機械はすべて制御統制されており、その頭脳部分であるCPUにて制御しています。
制御するためにはプログラムを組み込む必要がありますので機器に組み込むソフトウェアにプログラムを書き込むことが組み込みエンジニアの仕事となります。

年収は、500万円程ですが、近年のIOT化に伴い技術力が向上しているのでさらに年収は上がる傾向にあります。

組み込み系エンジニアの使用するプログラミング言語はC言語やC++などが主流ですが、IOTの分野ではより高度なJavascriptなども使用されています。

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その他のエンジニア

その他のエンジニアは、エンジニアとしてのスキルはもちろん、対人でのサポートなどを主に行ったりと、コミュニケーションスキルが要求されるエンジニアです。

テクニカルサポート/ヘルプデスク

テクニカルサポート/ヘルプデスクとは、納品したシステムや機器の不明な箇所やトラブルに対して対応を行うのが仕事です。

IT機器やソフトウェア、構築したシステムには未発見のバグや、マニュアルでは把握しきれないユーザーごとの悩みが存在します。

そんなユーザーの悩みを解決するのがテクニカルサポート/ヘルプデスクの役割になります。

年収は、400万円程で必要になるスキルは問い合わせに対して丁寧な対応ができるコミュニケーションスキルとITの機器やシステムに精通したリテラシーです。

セールスエンジニア

セールスエンジニアとは、営業活動を行うにあたってエンジニアとしての目線から客先の抱える問題に向き合うのが仕事です。

通常、営業職と技術職は別になることが主流ですが、人材不足の昨今では営業兼技術職の人材が活躍しています。

営業として金額の交渉をしつつ、技術職として改善案の提示を行うことができるので客先からすれば非常に頼もしい存在となります。

年収は500万円程で、必要な能力はプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力とITエンジニアとしての現場経験からくる知識です。

社内SE

社内SEとは、企業内部において社内で使用するシステムの開発や社員たちからのトラブル報告に対して処理を行います。

現場常駐型SEと同様のスキルを必要としますが、納期や金額などの概念が低めに設定されているのでストレスは少ない傾向にあります。

年収は、400万円程で求められるスキルはITソフトウェアのリテラシーです。
社内のサーバーセキュリティやMicrosoft系ソフトのライセンス管理なども行うことがあるので資産管理の仕組みを使いこなす技術なども要求されます。

品質管理/QA/QC

品質管理/QA/QCとは、製品開発の工程で客先からの仕様変更対応や求められる品質に反映することが仕事になります。

品質管理は製品開発において重要な課題でありそうした顧客の細かい意向をくみ取り、開発を行っているチームへ的確に伝える役割を担っています。

年収は、400万円程で求められるスキルは客先ヒアリングを行うコミュニケーションスキルと問題解決を行う目的意識です。

システム運用

システム運用とは、サーバーやネットワーク、セキュリティのシステムが正常に動作しているかなどを監視することが主な仕事です。

運用は仕事の性質上、深夜帯や休日にも作業を行うこともありますのでライフスタイルが制限されてしまうデメリットもあります。

年収は、500万円程で必要になるスキルは主に監視ツールを使用するスキルです。

監視ツールは種類も多く、対応範囲も異なるので性質をよく知り的確に操作する必要があるのでトラブルなどに対しても冷静に対処できて、ワークライフバランスを柔軟に変化させることができる方に向いています。

ICT支援員

ICT支援員とは、IT化の発展に乏しい自治体や学校などの公共施設などでPC管理や情報化のサポートなどを行います。

教員達へPC使用方法をレクチャーしたりタブレット端末の管理を行ったりする業務が一般的です。

年収は、400万円程でIT業界では多忙な現場常駐などに比べると時間が空いてしまうこともあるためSEを引退した方などが就いていることが多いです。

求められるスキルはIT機器に不慣れな方へ丁寧にレクチャーできるコミュニケーションスキルとIT機器に詳しいこと、新しい機器にも柔軟に対応ができるリテラシーが必要です。

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まとめ

プロジェクトによって必要なシステムエンジニアが異なるため、得意な分野で活躍し収入を得る働き方ができます。

ITのシステムエンジニアは今後も需要が伸び続けるため、少しでも興味がある人は求人の種類だけでも見てみると面白いかもしれません。

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