今回は日本国内にある主な自動車メーカーを一覧でまとめてみました。
普通自動車の他にもトラックや、ベンチャー企業も含めて紹介しています。

1. トヨタ自動車株式会社
規模(社員数): 約37万人(グループ全体)
フラッグシップ車:センチュリー、クラウン
本拠地:愛知県豊田市
特徴:世界最大級の自動車メーカーです。
ハイブリッド技術の先駆者で、プリウスが有名です。
高品質・高信頼性で世界的に人気。レクサス(高級ブランド)も展開しています。
中でも「カローラ」は世界で最も売れた車種の一つで、創業時は「織機メーカー」でした。
2. 日産自動車株式会社
規模(社員数): 約13万人
フラッグシップ車:GT-R
本拠地:神奈川県横浜市
特徴:技術力に定評があります。
電気自動車リーフや、スポーツカーGT-Rなどが代表的ですね。
ルノー・三菱とのアライアンス(企業連合)を構築してます。
「GT-R」は“日本のスーパーカー”と呼ばれ、海外でも熱狂的なファンを持つほどの人気です。
3. 本田技研工業株式会社
規模(社員数): 約20万人(グループ全体)
フラッグシップ車:レジェンド、NSX
本拠地:東京都港区
特徴:二輪車分野でも世界トップです。
エンジン技術に強みで、独自性のある技術開発に積極的です。
ASIMO(ロボット)やジェット機も開発しています。
創業者の本田宗一郎は「世界一のエンジン屋」を目指し、F1での成功がその象徴です。
4. スズキ株式会社
規模(社員数): 約7万人
フラッグシップ車:スイフトスポーツ、ジムニー
本拠地:静岡県浜松市
特徴:軽自動車やコンパクトカーに強みです。
インド市場でも高いシェアを誇り、実用性・経済性に優れた車種展開しています。
元は「織機メーカー」で、初の四輪車「スズライト」が軽自動車の原点の一つです。
5. マツダ株式会社
規模(社員数): 約5万人
フラッグシップ車:MAZDA6、CX-90
本拠地:広島県安芸郡府中町
特徴:走行性能とデザインにこだわっています。
ロータリーエンジンで知られ、スカイアクティブ技術による燃費性能と走行性能の両立しています。
「787B」はル・マン24時間レースで日本車として初優勝(しかもロータリーエンジンで)しました。
6. 三菱自動車工業株式会社
規模(社員数): 約3万人
フラッグシップ車:アウトランダーPHEV
本拠地:東京都港区
特徴:SUVと四輪駆動技術に強みです。
PHEV(プラグインハイブリッド)の先駆け的存在。日産・ルノー連合の一員です。
ラリーレイド(ダカールラリー)でパジェロが通算12勝という快挙を成し遂げました。
7. ダイハツ工業株式会社
規模(社員数): 約1.3万人(グループ全体で約4万人)
フラッグシップ車:タント、ムーヴ
本拠地:大阪府池田市
特徴:軽自動車専門メーカーとして知られます。
トヨタグループの一員で2024年に一時的な出荷停止・認証問題が話題になりました。
明治時代に設立された、日本最古の内燃機関メーカーがルーツです。
8. SUBARU株式会社(旧:富士重工業)
規模(社員数): 約3.5万人
フラッグシップ車:レガシィ、WRX STI
本拠地:東京都渋谷区
特徴:AWD(全輪駆動)と水平対向エンジンに定評があります。
安全技術「アイサイト」などでも知られ、走行安定性と安全性を重視しています。
前身は航空機メーカーで、ロゴは「六連星(むつらぼし)=プレアデス星団」を象徴しています。
9.レクサス(LEXUS)
規模(従業員数) 約37万人(トヨタグループ全体)
※レクサス単独では非公開
フラッグシップ車:レクサス LS(セダン)、レクサス LX(SUV)
本拠地:愛知県豊田市(ブランド拠点は東京都文京区も)
特徴:トヨタが展開するプレミアムブランドで、北米や中東市場を中心に成功しました。
高級感と信頼性、静粛性の高さで評価を得ていて、ハイブリッド技術や先進安全装備にも注力しています。
レクサス独自のディーラー網(レクサス店)を持ち、販売も特別対応しています。
2005年に日本国内展開を開始(それ以前は海外専売)。
北米市場を攻略するためトヨタが「完全に別ブランド」として開発し、1989年の初代LSは「静かすぎてエンジン音が聞こえない」と話題になりました。
10.日野自動車
規模:約3.3万人
フラッグシップ車:プロフィア
本拠地:東京都日野市
特徴:トヨタ傘下で、トラック・バスに強みがあります。
世界各国にトラックを輸出しています。
「パリ・ダカール・ラリー」に長年参戦し、クラス優勝多数の実績があります。
11.いすゞ自動車
規模:約8.1万人(グループ全体)
フラッグシップ車:エルフ / ギガ
本拠地:東京都品川区
特徴:商用ディーゼル技術に強みがあり、海外展開も広いです。
「ベレットGT」や「117クーペ」など、過去にはデザイン性高い車も製造していました。
12.三菱ふそう
規模:約1万人
フラッグシップ車:スーパーグレート
本拠地:神奈川県川崎市
特徴:ドイツ・ダイムラー傘下で、商用車・バス分野が中心です。
かつて製造していた「エアロクイーン」は観光バスの象徴的存在でした。
13.光岡自動車
規模:約150人
フラッグシップ車:オロチ / ロックスター
本拠地:富山県富山市
特徴:クラシック風など独特デザインで、少量生産の個性派です。
日本で10番目の自動車メーカー認可として知られ、初の「完全オリジナル車」は「大蛇(オロチ)」です。
14.GLM
規模:非公開(ベンチャー)
フラッグシップ車:GLM G4
本拠地:京都府京都市
特徴:EVスポーツカー開発。京大発のベンチャーです。
元トミーカイラと連携し、日本初の本格EVスポーツカー「GLM G4」を開発しています。
15.ASF(アスパーク)
規模:非公開
フラッグシップ車:OWL(電動スーパーカー)
本拠地:大阪府
特徴:世界最速級EVスーパーカー開発で注目されています。
時速0→100km加速が1.72秒(世界最速級)で、製造自体はイタリアで行っています。
16.FOMM
規模:約50人
フラッグシップ車:FOMM ONE
本拠地:神奈川県川崎市
特徴:水に浮く超小型EVなど独自性が光ります。
「水没時に浮かぶ」超小型EVは、東日本大震災の教訓から着想を得て製作したそうです。
まとめ
自動車メーカーによって個性やデザインの特徴など本当に様々ですが、日本で乗るならやっぱり燃費性能は外せないんじゃないかなぁと個人的には思います。
お気に入りの車に乗って思い切りドライブを楽しんでくださいね!
