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日本のナンバープレートは、正式には「自動車登録番号標」「車両番号標」「原動機付自転車番号標」などと呼ばれますが、一般的に「ナンバープレート」と総称されます。その種類は、車両の種類、用途、特別な仕様などによって多岐にわたります。
主な種類を以下に分類して説明します。
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1. 用途と車両の種類による分類 (プレートの色と文字色)
- 自家用登録自動車 (普通自動車、大型自動車など):
- 白地に緑文字
- 事業用登録自動車 (タクシー、バス、トラックなど):
- 緑地に白文字 (通称「青ナンバー」と呼ばれることもありますが、正式には緑地です)
- 自家用軽自動車:
- 黄地に黒文字
- 事業用軽自動車 (軽貨物運送など):
- 黒地に黄文字
- 貸渡用自動車 (レンタカー):
- 自家用と同じ配色 (登録車は白地に緑文字、軽自動車は黄地に黒文字)
- ひらがな部分が**「わ」または「れ」**になります。(北海道は「れ」、沖縄は「わ」が基本)
- 駐留軍人軍属私有車両など:
- 登録自動車: 自家用と同じ配色 (白地に緑文字) で、ひらがな部分が**「Y」「E」**などアルファベット。
- 軽自動車: 自家用と同じ配色 (黄地に黒文字) で、ひらがな部分が**「A」「B」**。
- 二輪車:
- 小型二輪自動車 (251cc以上): 白地に緑文字 (緑色の枠線あり)
- 軽二輪自動車 (126cc~250cc): 白地に緑文字 (緑色の枠線なし)
- 原動機付自転車 (125cc以下):
- 市区町村が交付するため、色や形が非常に多様です。
- 排気量によって色が分けられていることが一般的です。
- 50cc以下: 白地
- 51cc~90cc: 黄地
- 91cc~125cc: 桃色 (ピンク) 地
- ミニカー: 水色地
- ご当地デザインの「デザインナンバープレート」を採用している自治体も多数あります。
2. 特殊なナンバープレート
- 図柄入りナンバープレート:
- 地方版図柄入りナンバープレート: 各地域の風景や特産品などがデザインされたもの。「走る広告塔」として地域の魅力を発信します (寄付金あり・なしでカラー/モノトーンが選べます)。
- 全国版図柄入りナンバープレート: 全国共通のデザイン (例: 花柄)。
- 大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート: 2025年開催の万博を記念したデザイン。
- (過去)ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート
- (過去)東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート
- 字光式ナンバープレート:
- 文字部分が光るタイプ。通常のペイント式とは異なり、専用の照明器具が必要です。
- 自家用・事業用ともに存在します。
- 外交団用ナンバープレート:
- 青地に白文字
- 「外」「領」「代」「㊝」などの漢字一文字で区別されます (例: 外務省発行)。
- 臨時運行許可番号標 (仮ナンバー):
- 車検切れの車を整備工場へ運ぶ際などに一時的に使用。
- 白地に赤い斜線が入っています。
- 回送運行許可番号標 (ディーラーナンバー):
- 自動車販売業者などが商品車両の移動などに使用。
- 白地に赤い枠線で囲まれています。
- 自衛隊車両のナンバープレート:
- 一般のナンバープレートとは形式が異なり、白地に数字のみ (例: 01-2345 のような形式) で構成されます。陸・海・空で形式が若干異なります。
3. ナンバープレートのサイズ
- 大型番号標: 大型自動車 (車両総重量8t以上、最大積載量5t以上、または乗車定員30人以上) の前後に取り付け。
- 中型番号標: 上記以外の登録自動車、軽自動車の前後に取り付け。
- 小型番号標: 二輪車 (軽二輪、小型二輪)、原動機付自転車の後ろに取り付け。
まとめ
このように、日本のナンバープレートは非常に多くの種類が存在します。街中で見かける様々なナンバープレートを観察してみるのも面白いかもしれません。
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