建築・工業

【8種類】建物の構造一覧

建物の構造とは

建物の構造とは、建物の骨組み部分に使われる材料のことです。

建物に求める耐久力や立地、階層、予算などによりその構造は変わります。

建物の構造種類

建物構造の種類は代表的なもので以下の8つがあります。

  • W造(木造)
  • AL造(アルミ造)
  • S造(軽量鉄骨造)
  • S造(重量鉄骨造)
  • RC造(鉄筋コンクリート造)
  • SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
  • CFT造(コンクリート充填鋼管構造)
  • CB造(コンクリートブロック造)

W造(木造)

W造は、建物の柱や梁など重要な部分を木材で支える構造です。

戸建てやアパートなどに使われる構造で、比較的安価なため日本の建造物のうち90%以上以上がW造です。

AL造(アルミ造)

AL造は、建物の骨組みをアルミで支える構造です。

アルミは加工しやすく、錆びに強いため沿岸部などで用いられていますが、熱を伝えやすい材料のため断熱性はよくありません。

また、アルミは加工性に優れており、現場で材料加工が容易なため、短期での施工が可能です。

S造(軽量鉄骨造)

S造(軽量)は、建物の2階建てまでの戸建てやアパートに使われる材料です。

厚さ6㎜未満の鋼材を使った構造で、工場で大量生産できるので比較的安価なうえ、安定性にも優れています。

ただ、高温に弱く変形してしまうこともあるため耐火被膜などで強度を高める必要があります。

S造(重量鉄骨造)

S造(重量)は、建物の3階以上のマンションやビルによく使われる構造です。

厚さは6㎜以上で強度も高いため、耐震性や耐久力が高いです。

ただ、材料費が高額になりやすく、ビルなどを建てる場合、かなりの強度で設計するため高額になります。

RC造(鉄筋コンクリート造)

RC造は、建物の構造として鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造です。

熱に弱いが引張力の強い鉄筋と、引張力はないが熱に強く強度の高いコンクリートと合わせることで、それぞれの弱点を補った強い構造になります。

ただ、RC造は非常に重量があるので地盤を整える必要もあります。

SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)

SRC造は、建物の構造の中でもかなり高性能な構造で、鉄筋コンクリートの材料に加え、鉄骨も加えたため、安定感抜群になります。

高層ビルやタワーマンションなどに使われます。

ただ材料費は高額になるほか、構造の複雑なので工期が伸びる傾向があります。

CFT造(コンクリート充填鋼管構造)

CFT造は、鋼管の内側にコンクリートを充填させ強度を高める構造です。

耐震性に優れているのでショッピングモールなどに使われます。

コンクリートの充填に伴う高い技術が必要になるので施工技術の高い業者を選定する必要があります。

CB造(コンクリートブロック造)

CB造は、コンクリートに鉄筋を通した作りで、かなり簡易的なプレハブなどに使われる構造です。

防湿性に劣るほか、コンクリート構造のため増改築などが困難になります。

まとめ

建物の建築技術も日々上がり、今では3Dプリンターで24時間の間に家が建つ時代になってきましたが、大きな建造物の場合はまだまだ高度な技術が必要です。

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