今回は、日本国内で使われている特殊な電話番号をまとめてみました。
緊急通報をはじめ、様々な相談窓口や情報提供サービスがあります。
以下に代表的なものをまとめました。
1. 緊急通報(命や安全に関わる緊急事態)
これらの番号は、緊急時に迅速な対応を求めるためのものです。原則として無料で、公衆電話や携帯電話からもかけられます。
110番:警察への事件・事故の緊急通報
内容:強盗、ひったくり、交通事故、暴力事件など、警察官にすぐ来てほしいとき。
119番: 消防・救急の要請
内容:火事、急病人、大怪我など、消防車や救急車をすぐに呼ぶ必要があるとき。
118番: 海上での事件・事故の緊急通報(海上保安庁)
内容:海難事故、密漁・密輸の発見、不審船の発見など、海の上での緊急事態。
2. 災害・緊急時関連
171番: 災害用伝言ダイヤル
内容:大規模災害発生時に、安否情報を音声で登録・確認できるサービスです。災害発生時のみ利用可能。
#9910: 道路緊急ダイヤル
内容:道路の穴、路肩の崩壊、落下物など、道路の異状を発見した際の通報。24時間対応、無料。
3. 相談・支援ダイヤル
これらの多くは相談内容に応じて専門の窓口につながります。通話料は番号によって異なります(無料のもの、ナビダイヤルで有料のものなど)。
189番 (いちはやく): 児童相談所虐待対応ダイヤル
内容:虐待かもと思った時などに、ためらわずに電話すると、近くの児童相談所につながります。24時間対応、無料。
188番 (いやや!): 消費者ホットライン
内容:商品やサービスに関するトラブル、悪質商法など、消費生活に関する相談。近くの消費生活センターや相談窓口を案内。
#8008 (はれれば): DV相談プラス
内容:配偶者やパートナーからの暴力(DV)に関する相談。24時間対応。
#8891 (はやくワンストップ): 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター全国共通短縮番号
内容:性犯罪・性暴力の被害に関する相談。最寄りの支援センターにつながります。
4.いのちの電話: 自殺予防など心の相談
内容:さまざまな悩みや心の危機に関する相談。複数の団体があり、番号も複数存在します。
ナビダイヤル: 0570-783-556
受付時間:午前10時~午後10時(多くのセンター共通ですが、詳細は確認が必要です)
通話料:発信者負担(固定電話からは3分約9円、携帯電話からは3分約10円+各社の料金プラン)
フリーダイヤル(自殺予防いのちの電話): 0120-783-556
受付時間:毎月10日の午前8時~翌日午前8時(24時間)、および毎日午後4時~午後9時
通話料:無料
#7119: 救急安心センター事業
内容:急な病気やケガで救急車を呼ぶべきか迷ったとき、医師や看護師などに相談できる窓口。
注意点: このサービスは実施地域が限られています。お住まいの地域で実施されているか確認が必要です。
5. 生活情報・問い合わせ
117番: 時報
内容:現在の時刻を音声で案内します。
177番: 天気予報
内容:電話をかけた地域の天気予報を案内します。市外局番をダイヤルすると、その地域の天気予報を聞くこともできます。
104番: 電話番号案内
内容:調べたい個人名や企業名から電話番号を案内するサービス。有料です。
113番: 電話の故障相談
内容:NTT東西の固定電話やひかり電話の故障に関する問い合わせ。
115番: 電報
内容:NTT東西が提供する電報サービス。お祝いやお悔やみなどで利用されます。(近年は利用機会が減少傾向にあります)
#8139 (JAFを呼ぶ): JAFロードサービス救援コール
内容:自動車の故障や事故の際にJAFのロードサービスを呼ぶための番号。
まとめ
上記の番号の中には、携帯電話・PHSから発信できるものとできないもの、有料のものと無料のものがあります。
「#」で始まる番号は、主に携帯電話からの利用を想定した短縮ダイヤルです。
「すべて」を完全に網羅することは非常に難しいため、ここでは代表的で広く使われている番号、特に緊急性の高いものを中心に記載しました。より詳細な情報や、特定の目的の番号については、関連省庁や自治体のウェブサイトで確認することをおすすめします。
緊急時や困ったときに、これらの番号が役立つことを願っています。特に110番、119番、118番は命に関わる重要な番号ですので、適切な利用を心がけましょう。