今回は、日本にある代表的なコンビニチェーン一つ一つをさらに詳しく掘り下げて紹介していきます。

1.セブン-イレブン(Seven-Eleven)
運営会社:株式会社セブン-イレブン・ジャパン(セブン&アイ・ホールディングス傘下)
設立:1973年(日本1号店は豊洲)
店舗数:全国約21,000店舗(2024年時点)
キーワード:全国No.1、商品開発力、バランス型
セブンイレブンの特徴
セブンプレミアム:圧倒的な人気を誇るプライベートブランド。冷凍食品・スイーツ・カップ麺など豊富。
セブンカフェ:セルフ式の挽きたてコーヒー。味も値段も良コスパ。
弁当・おにぎり:品揃えとクオリティのバランスが高評価。健康志向のラインもあり。
アプリ/決済:「セブンアプリ」「nanaco」でポイントが貯まりやすい。
2.ファミリーマート(FamilyMart)
運営会社:ユニー・ファミリーマートホールディングス(伊藤忠商事グループ)
設立:1981年(1号店は埼玉県)
店舗数:全国約16,000店舗
キーワード:ファミチキ、Tポイント、商品コラボ
ファミリーマートの特徴
ファミチキ:コンビニホットスナックの王者。サクサクジューシー。
ファミマル(PB):2021年刷新のPBブランド。弁当や冷凍食品が人気。
アニメ/キャラとのコラボ:鬼滅、エヴァなどのキャンペーンが定期開催。
地域限定商品:沖縄ファミマでは「ポークたまご」などご当地メニューあり。
3.ローソン(LAWSON)
運営会社:株式会社ローソン(三菱商事グループ)
設立:1975年(大阪府豊中市が1号店)
店舗数:全国約14,000店舗
キーワード:多様性、コラボ、健康志向
ローソンの特徴
からあげクン:ローソンの顔的存在。味のバリエも豊富。
ナチュラルローソン:東京中心。女性や健康志向ユーザーに人気。
ローソンストア100:100円均一+野菜や肉も売る“コンビニスーパー”型。
エンタメコラボ:リラックマ、鬼滅、アイドルグッズなどを頻繁に展開。
dポイント/楽天ポイント対応
4.ミニストップ(MINISTOP)
運営会社:イオン株式会社
設立:1980年(1号店は東京都)
店舗数:約1,700店舗(関東・東海・東北中心)
キーワード:イートイン、スイーツ、季節感
ミニストップの特徴
ソフトクリーム:とにかく美味しい。バニラ・期間限定味あり。
パフェ・ハロハロ:夏の定番スイーツ。毎年新作が登場。
弁当類は店内調理型で温かさが魅力。
イートインスペース完備の店が多く、休憩にも◎
5.デイリーヤマザキ(Daily Yamazaki)
運営会社:山崎製パン株式会社
設立:1977年
店舗数:全国約1,300店舗(地方に多い)
キーワード:パン屋的コンビニ、焼き立て、ほっこり系
デイリーヤマザキの特徴
焼きたてパン提供:その場で作るクロワッサンや菓子パン
手作り弁当/おにぎり:昔ながらの味
山崎製パンの強み:市販の「ランチパック」「ダブルソフト」も手に入る
地方の交通インフラ拠点や工場地帯で多く展開
6.セイコーマート(Seicomart)
運営会社:株式会社セコマ(本社:北海道札幌市)
設立:1971年(日本初のコンビニとも言われる)
店舗数:約1,200店舗(うち北海道内に約1,100店)
展開地域:北海道・茨城県・埼玉県
キーワード:道民の生活インフラ、ホットシェフ、独立型経営
セイコーマートの特徴
ホットシェフ:店内厨房で作る本格弁当(カツ丼、豚丼、ナポリタン等)
PB商品が超充実:アイス・カップ麺・おにぎりなどコスパ抜群
価格が安い:ペットボトル飲料などが他チェーンより安め
地元食材の活用:「北海道産じゃがいも使用」など道産志向が強い
災害時の対応◎:大雪や地震の中でも営業を継続する「道民の味方」
7.ポプラ(POPULER)
運営会社:株式会社ポプラ(本社:広島県広島市)
設立:1976年
店舗数:約300店舗(中国地方中心、関西・九州にも)
展開地域:広島・山口・福岡・大阪など
キーワード:ご飯をよそってくれる、昔ながら、地方型コンビニ
ポプラの特徴
ご飯後盛り弁当:おかずだけ並べてあり、注文後にご飯をよそう形式
温かみのある手作り系弁当が特徴的(量も多め)
他コンビニとの提携あり:ローソンと併設の「ローソン・ポプラ」店舗もあり
地方密着運営:市街地よりも地方市や小規模駅前に強い
8.NewDays(ニューデイズ)
運営会社:JR東日本リテールネット株式会社
設立:2000年(JRの駅売店から転換)
店舗数:約500店舗(関東・東北)
展開地域:東京、神奈川、千葉、埼玉、仙台など
キーワード:駅ナカ専用、通勤通学特化、鉄道グルメ
NewDaysの特徴
駅ナカ特化:改札内または駅構内にあり、Suica決済との相性抜群
おにぎり・サンドが強い:列車内で食べやすいサイズと包装
Suica専用自販機やセルフレジ導入などハイテク寄り
期間限定の駅弁風商品や、旅情をくすぐる「ご当地系おにぎり」も
9.アズナス(asnas)
運営会社:株式会社阪急阪神リテールズ(阪急阪神東宝グループ)
設立:2000年代
店舗数:約80店舗
展開地域:大阪・兵庫(主に阪急電鉄沿線)
キーワード:関西私鉄型、駅構内、サッと買って電車へ
アズナスの特徴
阪急電鉄の駅ナカ特化:改札前・構内に多い
シンプル&ミニマルな品揃え:飲料・パン・弁当が中心
交通IC系に強い:PiTaPaやICOCA対応
学生・通勤客向けの効率重視型
10.ハートイン/ベルマート
運営会社:JR西日本デイリーサービスネット
展開地域:関西・中国・四国の駅構内
キーワード:JR駅ナカ、地域ごとの駅弁あり、改札内型
ハートイン/ベルマートの特徴
駅構内型のコンパクト店舗
ご当地系のお菓子・お土産も揃う
温かいコーヒー・ホットスナックあり
通勤や新幹線乗車前のサッと買いに強い
11.ナチュラルローソン(Natural LAWSON)
※ローソン系ですが、都市部・特定層向けの特化型店舗として別枠紹介
展開地域:東京都内中心(丸の内・品川・中目黒など)
キーワード:健康志向・オーガニック・女性に人気
ナチュラルローソンの特徴
サラダ・低糖質スイーツ・オーガニック食品
アロマやフェムケア商品も
デザインも落ち着いたブラウン系で、通常のローソンとは一線を画す
まとめ
シーン別のおすすめコンビニはというと筆者の個人的な感想になりますが、
美味しいお弁当が食べたい→セブン-イレブン、デイリーヤマザキ
コスパ重視→ローソンストア100、セイコーマート
ちょっと甘いものが欲しい→ミニストップ、ローソン
健康志向・オーガニック食品→ナチュラルローソン
地元グルメやご当地おにぎり→NewDays、セイコーマート
トイレにどうしても行きたい→ファミリーマート
です。
参考になれば嬉しいです!
