薬の種類
薬の種類には、大きく分けて2種類あり、「医療用医薬品」と「一般用医薬品」があります。
医療用医薬品
医療用医薬品は、病院で医者の処方でないと使用できない薬のことで、患者ごとに調合された薬になっています。
一般用医薬品
一般用医薬品は、街の薬局やドラッグストアで購入することができる薬、用法容量を守れば自己判断で使用できる薬です。
薬の形状種類
薬の形状には大きく分けて15種類があります。
- 錠剤
- カプセル
- 粉薬
- 顆粒
- 液剤(シロップ)
- 座薬
- 貼り薬(湿布)
- 塗り薬
- 点眼薬
- 吸入剤
- エアゾール剤
- 注射
- 点鼻薬
- 点耳薬
- 浣腸剤
錠剤
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%A0%E5%89%A4
錠剤は、携帯性や使用の手軽さに優れており、用法用量がわかりやすい薬です。
世の中で出回ってる薬の形状で最もよく見られる形です。
使用方法は経口摂取で、水やぬるま湯などで飲みます。
カプセル剤
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%AB%E5%89%A4
カプセル剤は、粉薬や顆粒をカプセルに詰めたもので、錠剤と同じく飲みやすい薬です。
粉薬
引用元:http://www.kyosei-bs.co.jp/blog/1637/
粉薬は、飲み方が錠剤に比べやや難しく苦みが強いことが多いため、むせたり一定量の水も飲まなければいけない薬ですが、細かい粉なので吸収が早く効き目が出やすいのが特徴です。
顆粒
引用元:https://www.photolibrary.jp/img444/130567_4250996.html
顆粒は、粉薬と同じく細かいので飲むときに少し工夫が必要ですが、甘味料などでコーティングされていることが多く、苦みが感じにくいメリットがあります。
液剤(シロップ)
引用元:https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=136416
シロップは、液状の薬で、味付けなどもされているので大変飲みやすく、子供やお年寄りでも安心して飲めるのがメリットです。
坐薬(ざやく)
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%90%E5%89%A4
坐薬は、肛門から入れるタイプの薬です。
慣れていないととても抵抗がある薬ですが、その特性上、腸内や肛門にトラブルがある方向けの薬です。
貼り薬(湿布)
引用元:https://exgel.jp/jpn/column/column_65/
貼り薬は、主に痛みのある患部などに直接貼り付ける薬で、有効成分をジワジワと皮膚から取り込めるようになっています。
塗り薬
引用元:https://okusurinavi.shop/column/steroid1.php
塗り薬は、傷などの患部に直接塗って有効成分を浸透させる薬です。
肌荒れや、切り傷などに使う機会が多いです。
点眼薬
引用元:https://lidea.today/articles/995
点眼薬は、目に直接液を注入するタイプの薬です。
目の炎症や、眼精疲労などのトラブルを解決するために使います。
吸入剤
引用元:https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=XClKvOOXp0c
吸入剤は、霧状にした薬を肺まで吸い込むためのものです。
喉の症状や、気管、肺などに直接注入することができます。
エアゾール剤
引用元:https://sunao-seiyaku.com/manufacturing-and-sales/characteristics-of-aerosol-products/
エアゾール剤は、主に患部にスプレーする形で使用します。
身近なところだとアルコール消毒などもこれに該当し、湿布や塗り薬が使えない広範囲のやけどなどに使用することもあります。
注射
引用元:https://hicbc.com/magazine/article/?id=news-ronsetsu-post-3401
注射は、皮膚に刺して体内に直接成分を注入する方法です。
吸収が早く、内臓に負担を掛けることなく接種できる反面、痛みが伴うことが多いので苦手な人も多いですが、効果の速さと持続性の高さから注射が選ばれることが多いです。
最近では痛みを極限まで減らしたタイプもあるので、医療の発展に期待ですね。
点鼻薬
引用元:https://hc.nikkan-gendai.com/articles/276001
点鼻薬は、鼻から直接摂取する方法で、鼻の粘膜から成分を吸収する方法です。
鼻炎や花粉症の方は、特に使用する機会が多いかもしれません。
患部に必要分だけ注入できるので、効きやすいです。
点耳薬
引用元:https://www.kango-roo.com/mv/406/
点耳薬は、目薬のように耳へ直接注入する方法です。
中耳炎や、耳の中の傷などに使用することが多いです。
浣腸剤
引用元:http://kanchoroom.blog.jp/archives/5109850.html
浣腸剤は、坐薬と同じく腸内へ直接注入するタイプの薬です。
こちらも慣れないと使用が難しく、抵抗のある方も多いですが、患部に直接注入するので効き目は高いです。
まとめ
薬の形状と使用方法を解説しましたが、基本的に初めての薬を使用する際は、医師や薬剤師の指示のもと用法用量を守ってご使用ください。
この記事を訪れてくださったあなたが健康でいられますように。