今回は、国内で人気のメジャースポーツ一覧!特徴からルール、勝敗まで徹底解説します。
日本国内では、数多くのスポーツが幅広い世代に親しまれており、プロリーグや国際大会も盛んに行われています。
この記事では、特に国内で人気が高く、多くの人々が観戦したり、実際にプレーしたりしているメジャースポーツをピックアップ。
スポーツ観戦をより深く楽しみたい方や、これから新しいスポーツを始めてみたいと考えている方の参考になれば幸いです。
1. 野球 (やきゅう)
スポーツ名: 野球
特徴:
攻守が明確に分かれ、戦略性が高い。
ピッチャーとバッターの1対1の勝負が見どころの一つ。
プロ野球は国民的な人気を誇り、高校野球も夏の風物詩。
「打つ」「投げる」「捕る」「走る」といった多様な能力が求められる。
ルール:
2チームが攻撃と守備を交互に行い、9イニング(回)で総得点を競う。
攻撃側は打者が投手の投げたボールを打ち、塁を進めて得点を目指す。3つのアウトを取られると攻守交代。
守備側は打者をアウトにしたり、進塁を防いだりする。
主なアウトの取り方:三振、ゴロやフライを捕球、走者を塁で刺すなど。
人数: 1チーム9人 (試合に出場する人数。ベンチ入りメンバーは別途規定あり)
フィールド:
扇形(ダイヤモンド形)のグラウンド。
内野 (本塁、一塁、二塁、三塁、マウンド) と外野から構成される。
使用する物:
ボール (硬式球、軟式球)
バット
グローブ (ミット含む)
ベース
ヘルメット、キャッチャー用具などの防具
勝敗: 規定イニング終了時に、総得点の多いチームが勝利。同点の場合は延長戦や引き分けとなることもある。
2. サッカー
スポーツ名: サッカー (フットボール)
特徴:
手以外の全身を使ってボールを扱い、足技が中心。
試合中、選手交代を除いてプレーが途切れることが少なく、運動量が多い。
世界で最も競技人口および観戦者の多いスポーツの一つ。
戦術が多様で、チーム全体の連携が重要。
ルール:
2チームが1つのボールを奪い合い、相手ゴールにボールを入れることで得点。
試合時間は前半45分、後半45分の計90分。
手や腕でボールを扱うこと(ゴールキーパーを除く)、相手選手への危険なファウルは禁止。
オフサイドという独特なルールがある。
人数: 1チーム11人 (試合に出場する人数。ベンチ入りメンバーは別途規定あり)
フィールド:
長方形の芝生または人工芝のグラウンド (ピッチ)。
両端にゴールが設置される。
使用する物:
サッカーボール
ゴール
スパイクシューズ
すね当て (シンガード)
勝敗: 試合時間終了時に、総得点の多いチームが勝利。同点の場合は引き分け、大会によっては延長戦やPK戦で勝敗を決める。
3. バスケットボール
スポーツ名: バスケットボール
特徴:
攻守の切り替えが非常に速く、スピーディーな試合展開が魅力。
ドリブルやパス、シュートなど個人技とチーム戦術が融合。
屋内競技であり、天候に左右されない。
高さとテクニックが求められる。
ルール:
2チームが1つのボールを奪い合い、相手チームのバスケット(リング)にボールを上方から通すことで得点。
試合時間は4クォーター制 (例: 1クォーター10分)。
ボールを持ったまま3歩以上歩くこと(トラベリング)、一度ドリブルをやめた後に再びドリブルをすること(ダブルドリブル)などは禁止。
ファウルにはパーソナルファウルやチームファウルなどがある。
シュートが決まった位置によって得点が異なる (2点、3点、フリースロー1点)。
人数: 1チーム5人 (試合に出場する人数。ベンチ入りメンバーは別途規定あり)
フィールド:
長方形のコート。
両端に高さ305cmのバスケットゴール (リングとバックボード) が設置される。
使用する物:
バスケットボール
バスケットゴール
勝敗: 試合時間終了時に、総得点の多いチームが勝利。同点の場合は延長戦を行う。
4. バレーボール
スポーツ名: バレーボール
特徴:
ネットを挟んで2チームがボールを打ち合い、相手コートにボールを落とすことを目指す。
サーブ、レシーブ、トス、アタックといった一連のプレーが連携して行われる。
選手はローテーションでポジションを移動する。
ジャンプや素早い反応が求められる。
ルール:
ラリーポイント制で、サーブ権に関わらずラリーに勝ったチームに得点が入る。
1チームは3回以内のボールタッチで相手コートに返球しなければならない (ブロックは1回に数えない)。
同じ選手が連続してボールに触れること(ダブルコンタクト)や、ボールを保持すること(ホールディング)は反則。
ネットタッチや相手コートへの侵入 (パッシング・ザ・センターライン) も反則。
人数: 1チーム6人 (試合に出場する人数。リベロという守備専門の選手もいる)
フィールド:
長方形のコート。
中央にネットが張られる (男子2.43m、女子2.24m)。
使用する物:
バレーボール
ネット
勝敗: 通常、5セットマッチで行われ、3セットを先に取ったチームが勝利 (1セット25点先取、最終セットは15点先取など)。
5. テニス
スポーツ名: テニス
特徴:
ネットを挟んでラケットでボールを打ち合う。
シングルス (1対1) とダブルス (2対2) がある。
サーブのスピードやボールの回転、戦略的な配球が重要。
芝、クレー、ハードなどコートの種類によって戦術が変わる。
ルール:
相手コートにボールを打ち込み、相手が返球できないようにする (ワンバウンドまたはノーバウンドで返球)。
ポイント (0, 15, 30, 40, ゲーム) → ゲーム → セット → マッチの順で勝敗を決める。
サーブは2回まで打つことができ、決められたサービスボックスに入れなければならない。
ボールがコートのライン外に出たり、ネットにかかったりすると失点。
人数: シングルス1人、ダブルス2人
フィールド:
長方形のコート (サーフェスは芝、クレー、ハードなど)。
中央にネットが張られる。
使用する物:
テニスラケット
テニスボール
ネット
勝敗: 規定のセット数 (例: 3セットマッチなら2セット、5セットマッチなら3セット) を先に取った選手またはペアが勝利。
6. ゴルフ
スポーツ名: ゴルフ
特徴:
クラブを使って静止したボールを打ち、少ない打数でコース上のカップ(穴)に入れることを競う。
広大な自然の中で行われ、精神力と技術が求められる。
年齢を問わず楽しめる生涯スポーツとしても人気。
マナーやエチケットが重視される。
ルール:
基本的には18ホールを順番に回り、各ホールの打数と総打数を記録する (ストロークプレー)。
各ホールには規定打数 (パー) が設定されている。
OB (アウトオブバウンズ) や池ポチャなど、特定の状況ではペナルティが科される。
他のプレーヤーの邪魔にならないよう配慮する。
人数: 個人競技 (通常1組最大4人でラウンドする)
フィールド:
ゴルフコース (ティーイングエリア、フェアウェイ、ラフ、グリーン、バンカー、池などで構成される18ホールが一般的)。
使用する物:
ゴルフクラブ (ドライバー、アイアン、パターなど最大14本)
ゴルフボール
ティー (ティーショット時に使用)
グリーンフォーク、マーカーなど
勝敗:
ストロークプレー: 規定ホール終了時の総打数が最も少ないプレイヤーが勝利。
マッチプレー: 各ホールごとに勝敗を決め、勝ち越したホール数が多いプレイヤーが勝利。
7. 卓球 (たっきゅう)
スポーツ名: 卓球 (テーブルテニス)
特徴:
小さな台(卓球台)を挟んで、小さなボールをラケットで打ち合う。
非常に速いラリーと、ボールにかける多彩な回転 (スピン) が特徴。
反射神経と精密な技術が求められる。
屋内競技で、省スペースで楽しめる。
ルール:
サーバーがサーブしたボールを相手が打ち返し、ラリーを続ける。
自陣コートでワンバウンドしたボールを、相手コートにワンバウンドするように打ち返す。
1ゲーム11点先取 (デュースの場合は2点差がつくまで)。
サーブは2本交代。ネットインやエッジボールなどのルールもある。
人数: シングルス1人、ダブルス2人
フィールド:
卓球台 (長方形の台)。
中央にネットが張られる。
使用する物:
卓球ラケット
卓球ボール (プラスチック製)
卓球台
ネット
勝敗: 規定のゲーム数 (例: 5ゲームマッチなら3ゲーム、7ゲームマッチなら4ゲーム) を先に取った選手またはペアが勝利。
8. バドミントン
スポーツ名: バドミントン
特徴:
ネットを挟んでラケットでシャトルコック (シャトル) を打ち合う。
スマッシュの初速は球技の中で最速とも言われ、ダイナミックなプレーが魅力。
コート内を広範囲に動き回るフットワークと、繊細なタッチが要求される。
屋内競技。
ルール:
ラリーポイント制で、サーブ権に関わらずラリーに勝った側に得点が入る。
シャトルを相手コート内に落とすか、相手がミスをすると得点。
シャトルがコート外に落ちたり、ネットにかかったり、体に触れたりすると失点。
サーブは対角線上にある相手のサービスコートに、ウエストより下で打たなければならない。
人数: シングルス1人、ダブルス2人
フィールド:
長方形のコート。
中央にネットが張られる (高さ1.55m)。
使用する物:
バドミントンラケット
シャトルコック (シャトル)
ネット
勝敗: 通常、3ゲームマッチで行われ、2ゲームを先に取った選手またはペアが勝利 (1ゲーム21点先取、デュースの場合は2点差がつくまで、ただし30点が上限)。
9. ラグビー (15人制)
スポーツ名: ラグビー (ラグビーユニオン)
特徴:
楕円形のボールを持って走り、相手陣地のインゴールにボールを置く (トライ) ことで高得点を目指す。
激しいボディコンタクトが許容されており、屈強な肉体と精神力が求められる。
多様な体格や能力を持つ選手がそれぞれのポジションで役割を果たす。
「ノーサイドの精神」など、紳士的なスポーツとしても知られる。
ルール:
試合時間は前半40分、後半40分の計80分。
ボールを前に投げること (スローフォワード) は反則。ボールは後方または真横にパスする。
得点方法: トライ (5点)、コンバージョンゴール (トライ後、2点)、ペナルティゴール (3点)、ドロップゴール (3点)。
スクラムやラインアウトといったセットプレーで試合が再開されることが多い。
人数: 1チーム15人 (試合に出場する人数。ベンチ入りメンバーは別途規定あり)
フィールド:
長方形の芝生のグラウンド。
両端にH型のゴールポストが設置される。
使用する物:
ラグビーボール (楕円形)
ゴールポスト
マウスピース、ヘッドギアなどの防具 (任意)
勝敗: 試合時間終了時に、総得点の多いチームが勝利。
10. 大相撲 (おおずもう)
スポーツ名: 大相撲
特徴:
日本の国技であり、伝統文化としての側面も持つ。
まわしを締めた力士同士が土俵の上で組み合い、相手を倒すか土俵外に出すことで勝負が決まる。
番付 (階級) があり、力士は上位を目指して戦う。
礼節を重んじ、独特の所作や儀式がある。
ルール:
相手より先に土俵の外に足を含む体の一部が出る、または足の裏以外の体の一部が土俵の砂につくと負け。
拳で殴る、髪を掴む、急所を攻撃するなどの「禁じ手」は反則負け。
立ち合いの不成立や、勝負がなかなかつかない場合の「水入り」などもある。
人数: 1対1
フィールド:
土俵 (直径4.55mの円形の競技場)。
使用する物:
まわし (力士が腰に締めるもの)
勝敗: 相手を土俵外に出すか、土俵内で倒した方が勝ち。
11. 柔道 (じゅうどう)
スポーツ名: 柔道
特徴:
日本の武道であり、オリンピック競技としても採用されている。
「精力善用」「自他共栄」を基本理念とし、礼儀作法を重んじる。
投げ技、固技 (抑込技、絞技、関節技) を用いて相手を制する。
受け身の練習が重要。
ルール:
試合時間内に「一本」を取った選手が勝利。一本は、相手を制しながら背中から畳に勢いよく投げた場合や、抑込技で規定時間抑え込んだ場合、絞技・関節技で相手が「参った」をした場合などに与えられる。
「一本」に至らない技には「技あり」が与えられ、「技あり」2回で「合わせ技一本」となる。
試合時間内に決着がつかない場合は、「技あり」の数や指導 (反則) の数で優勢勝ちが決まることがある。ゴールデンスコア方式の延長戦も行われる。
人数: 1対1
フィールド:
畳が敷かれた試合場 (通常9.1m四方)。
使用する物:
柔道着
帯
勝敗: 「一本」勝ち、優勢勝ち、反則勝ちなど。
まとめ
今回は、日本国内で特に人気の高いメジャースポーツを厳選してご紹介しました。
野球やサッカーのようなチームスポーツから、ゴルフやテニスといった個人競技、そして大相撲や柔道のような日本の伝統と深く結びついた武道まで、それぞれのスポーツには独自の魅力とルールが存在します。
この記事が、皆さんのスポーツ観戦の楽しみを一層深める手助けとなったり、あるいは新しいスポーツに挑戦するきっかけとなれば幸いです!