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【15種類】コーヒー豆の種類一覧

コーヒー豆の種類

まず、コーヒー豆の種類には大きく分けて3原種と呼ばれるコーヒー豆の原種が存在します。
それぞれ適した気候や環境の元、栽培されていますが世界に流通する品種はほとんどがアラビカ種で、他の原種と比べても圧倒的な香味の高さを誇ります。

コーヒー豆を語る上で是非知っておきたい知識なので以下で紹介します。

コーヒー豆の3原種

コーヒー豆の種類の前提として、3原種があります。
これは、数多く存在するコーヒー豆には元の原種が存在するということです。

アラビカ種

原産地はアフリカのエチオピアで、現在200種類以上のコーヒー豆がアラビカ種です。
生産量はコーヒー豆全体の約70%を占め、コーヒーベルトと呼ばれる赤道付近の熱帯高所で栽培されています。
栽培が難しく、環境の気候変化や害虫に弱いためデリケートな品種です。
高品質で香味が良いので世界中で愛飲されており、主にカフェなどで使用されています。

ロブスタ種

原産地はアフリカのコンゴで、コーヒー豆の生産量はアラビカ種に続き全体の約30%を占めています。
アラビカ種と比べると低地で栽培されているため環境変化や害虫などにも強いので栽培が容易という特徴があります。
ロブスタ種は酸味が少なく、水溶性成分の抽出がしやすいのでインスタントコーヒーなどに使用されています。

リベリカ種

原産地はアフリカのリベリア共和国で、生産量はなんと全体の1%未満でありほとんど流通はされていません。
栽培が非常に難しいことに加え、品質や香味もアラビカ種やロブスタ種に劣るため生産地でのみ栽培・消費されています。

コーヒー豆の種類

コーヒー豆の種類は全部で200種類以上あるといわれていますが、世界中で愛飲されている人気な品種を紹介します。
香味に優れ、生産量・流通量・知名度がそこそこ高いものをまとめました。

ブルーマウンテン

ブルーマウンテンは、全てのコーヒー豆の良いところを持っているのでコーヒーの王様と呼ばれています。
また、最高級品種でありジャマイカの一部の産地でごく僅かな量しか採取できないのでブランド力がある品種となりました。
軽い飲み口の割に深いコクと絶妙な酸味が効いた味わいとなっています。

豆データ

原産地

ジャマイカ
ブルーマウンテン山脈の標高800から1,200mの限られたエリア

香り:★★★★☆

コク:★★★★☆

苦味:★★☆☆☆

酸味:★★☆☆☆

甘味:★★★☆☆

オススメ焙煎度

中挽きがオススメ!

価格帯

120gあたり3900円〜

コナ

コナは、ハワイを産地としブルーマウンテンに続いて高級な品種です。
ブルーマウンテンとの大きな違いは採取量は多く、流通もしているので入手が難しくありません。
味はさっぱりとした酸味が特徴で、後味の甘さも特徴の少々クセのある味わいとなっています。

豆データ

原産地

アメリカ合衆国ハワイ州

香り:★★★★☆

コク:★★★☆☆

苦味:★☆☆☆☆

酸味:★★★★☆

甘味:★★★☆☆

オススメ焙煎度

中煎りがオススメ!

価格帯

100gあたり1400円〜

 

キリマンジャロ

キリマンジャロは、タンザニアで栽培されている品種で酸味とコクが強く、日本でもよく飲まれている品種です。
とても飲みやすく、上品な苦味と甘味がありバランスの良い味わいです。

豆データ

原産地

アフリカのタンザニア キリマンジャロ山 標高1,500〜2,500m付近

香り:★★★☆☆

コク:★★★☆☆

苦味:★★☆☆☆

酸味:★★★★☆

甘味:★☆☆☆☆

オススメ焙煎度

中煎りがオススメ!

価格帯

200gあたり1390円〜

モカ

モカは、イタリアでの呼び方で日本でも一般的にモカと呼ばれるようになりました。
産地はイエメン、エチオピアなどが最多で日本への流通も非常に多いです。
香りが良く、すっきりした酸味とコクのあとに続いて甘みを感じるのが特徴です。

豆データ

原産地

イエメン、またはエチオピアの一部

香り:★★★☆☆

コク:★★☆☆☆

苦味:★☆☆☆☆

酸味:★★★★☆

甘味:★★★☆☆

オススメ焙煎度

中煎りがオススメ!

価格帯

400gあたり2700円〜

グアテマラ

グアテマラは、その名の通りグアテマラ産のコーヒーです。
日本でもよく飲まれたり、ブレンドされる際に必ずと言って良いほど採用されている品種です。
豊かな香り、少し強めの酸味とコクがあり、後味の苦味がキレがよく甘い風味が残るのが特徴です。

豆データ

原産地

グアテマラのうち、アンティグアやフライハーネスなど8つの産地

香り:★★★★☆

コク:★★★★☆

苦味:★★☆☆☆

酸味:★★☆☆☆

甘味:★★★★☆

オススメ焙煎度

深煎りがオススメ!

価格帯

500gあたり1943円〜

ブラジル

ブラジルも、名前の通りブラジル産のコーヒーで日本でもよくブレンドコーヒーの材料として使われます。
大きな特徴は生産量が多いので安価であり、香りや味のバランスが良いのも特徴です。
ブレンドコーヒーのベースによく採用されています。

豆データ

原産地

ブラジルのサントスなど4つの産地

香り:★★☆☆☆

コク:★★★☆☆

苦味:★★☆☆☆

酸味:★★☆☆☆

甘味:★★★☆☆

オススメ焙煎度

中煎りがオススメ!

価格帯

200gあたり1270円〜

コロンビア

コロンビアは、コロンビアで採取されているコーヒーでこちらもブラジルに続き安価でバランスが良いのでブレンドコーヒーのベースに使われることが多いです。
酸味と甘味が強くフルーティな味わいが特徴です。

また、コロンビアの中でも希少な豆だけを抽出したものをエメラルドマウンテンと呼びます。
味も香りも余韻も最高でコーヒーマニアの間で大変人気があります。

豆データ

原産地

コロンビアの北部・中部・南部の多数の地域

香り:★★★★☆

コク:★★☆☆☆

苦味:★☆☆☆☆

酸味:★★☆☆☆

甘味:★★★☆☆

オススメ焙煎度

中煎りがオススメ!

価格帯

400gあたり1200円〜

マンデリン

マンデリンは、スマトラ島が主な産地で日本でも人気な品種です。
ブルーマウンテンにも劣らない味わいで、苦味とコクが強く後味が甘いのも特徴です。
コーヒー専門店に行くと必ず見かける人気の品種です。

豆データ

原産地

インドネシアスマトラ島など数箇所

香り:★★☆☆☆

コク:★★★★☆

苦味:★★★★☆

酸味:★☆☆☆☆

甘味:★★☆☆☆

オススメ焙煎度

深煎りがオススメ!

価格帯

300gあたり1280円〜

トラジャ

トラジャは、スラウェシ島が主な産地で深い苦味が特徴の品種です。
生産量もあまり多くなく、まぼろしのコーヒーとも言われています。
苦味が中心ではあるものの、濃厚なコクと爽やかな酸味と甘みが特徴の品種です。

豆データ

原産地

インドネシアのスラウェシ島

香り:★★★☆☆

コク:★★★☆☆

苦味:★★☆☆☆

酸味:★★☆☆☆

甘味:★★☆☆☆

オススメ焙煎度

深煎りがオススメ!

価格帯

200gあたり1400円〜

ジャワ

ジャワは、ジャワ島が産地のコーヒーで、かなり歴史の深い品種でなかなかお目にかかれない珍しい品種です。
マイルドな味わいで、苦味、甘味、酸味のバランスもよく香りも芳醇なので現地ではアロマとしても使われることがある品種です。

豆データ

原産地

インドネシアのジャワ島

香り:★★☆☆☆

コク:★★★☆☆

苦味:★☆☆☆☆

酸味:★☆☆☆☆

甘味:★★★☆☆

オススメ焙煎度

中煎りがオススメ!

価格帯

100gあたり486円〜

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ケニア

ケニアは、ケニアの高所などで栽培されている品種です。
爽やかな風味で酸味と甘味が強いことからフルーツのような味わいと表現されることもあります。
味のバランスが良く、全体的にやや甘いと感じやすい味わいです。

豆データ

原産地

アフリカのケニア等

香り:★★★☆☆

コク:★★★☆☆

苦味:★☆☆☆☆

酸味:★☆☆☆☆

甘味:★★★☆☆

オススメ焙煎度

深煎りがオススメ!

価格帯

400gあたり1480円〜

コスタリカ

コスタリカは、コスタリカで栽培されているコーヒーでマニアの間ではかなり有名な品種です。
酸味が特徴で、苦味は控えめで甘味とコクもあるので飲みやすく、美味しいコーヒーです。

豆データ

原産地

コスタリカの多数の地域

香り:★★★☆☆

コク:★★★☆☆

苦味:★☆☆☆☆

酸味:★★☆☆☆

甘味:★★☆☆☆

オススメ焙煎度

中煎りがオススメ!

価格帯

100gあたり580円〜

パプアニューギニア

パプアニューギニアは、産地がパプアニューギニアで甘みが強いのが特徴です。
焙煎度により味わいが変化するので様々な楽しみ方ができる品種です。
クセの少ない味で、酸味と甘味、苦味が程よくキレの良い味わいです。

豆データ

原産地

パプアニューギニアの複数の地域

香り:★★★☆☆

コク:★★★☆☆

苦味:★★☆☆☆

酸味:★☆☆☆☆

甘味:★★☆☆☆

オススメ焙煎度

深煎りがオススメ!

価格帯

1kgあたり3500円〜

キューバ

キューバは、ドミニカ共和国などのカリブ海付近の島で栽培されていて、ブルーマウンテンに似ている品種なので味のバランスが取れているのが特徴です。
香りとコクが深く、美味しいコーヒーです。

豆データ

原産地

ドミニカ共和国など

香り:★★☆☆☆

コク:★★☆☆☆

苦味:★★☆☆☆

酸味:★★☆☆☆

甘味:★★☆☆☆

オススメ焙煎度

中煎りがオススメ!

価格帯

100gあたり570円〜

クリスタルマウンテン

クリスタルマウンテンは、コーヒー豆の最高級品と呼ばれ、ブルーマウンテンを超える品種と言われていますが、生産量も少なく、流通も一部のみなので知名度がまだまだ低い品種です。
味も上品で、華やかな香りと苦味・酸味・甘味・コクのバランスが絶妙で最高級品と呼ばれるに相応い味わいですが、価格が超高騰化しているのがネックです。

豆データ

原産地

キューバ

香り:★★★★☆

コク:★★★☆☆

苦味:★★☆☆☆

酸味:★★☆☆☆

甘味:★★★☆☆

オススメ焙煎度

深煎りがオススメ!

価格帯

500gあたり3679円〜

まとめ

コーヒー豆は種類も味も産地によってかなり違うので、好みの豆を探すのも楽しいと思います。

コーヒー豆を探すのが大変だと感じる方は、スターバックスでも使用されているこの豆が一番おススメなので、よければ試してみてください。

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